【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~
第2章 武将たちとお買い物
店の中へと足を踏み入れた秀吉とは、早速ハロウィンパーティーで使えそうなものを買い揃えていく。
秀吉「へえ…。『くりすます』は赤と緑を基調とした色だと言っていたが、『はろうぃん』は橙や紫、黒が多いんだな」
店の中はハロウィンカラーで飾られており、いろいろな小物が所狭しと飾られていた。
「うん、ハロウィンの飾りもクリスマスと違ってワクワクするね」
秀吉「乱世とは違って、色々揃っているんだな。なあ、。お前、元の世に留まりたいって思わないのか…?」
秀吉は、苦し気に顔を歪めながら、繋いだ手に少し力を込める。
「んー、思わない!!」
秀吉「え……」
間髪いれずに即答してきたの予想外の言葉に呆気を取られたように気の抜けた声を発してしまう。
「確かに、私や佐助くんが生きてきた現代は平和だし、色々なものに恵まれてるけど、乱世は常に戦があったりして死と隣り合わせで怖いって思う。だけど、懸命に生きてて命の重さや尊さをみんながわかってるから…私はそんなみんなの傍に居たいって思ってるの」
にっこりと微笑んで視線を合わせるに、秀吉は心底安堵したように小さく息を吐く。
「今も、旅行に来てるって感覚だよ」
秀吉「そうか。妙なこと聞いて悪かった。じゃ、買い物続けるか」
「そうだね!あまりみんなを待たせちゃうのも悪いし。じゃあ、仮装するための衣装を見たいな!」
秀吉「よし。じゃ、行くか」
繋いだ手を前後に揺らしながら買い物の続きを楽しむのだった。
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