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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第1章 ~乱世から現代へ~



三成「ですが、確かに、この時代ではどのような甘味が準備されるのかとても興味はあるので楽しみです。家康様のお好きな辛味もあるといいですね!」

家康「…お前は味なんて一つも理解できないくらい舌がバカなんだから何だろうと関係ないんじゃないの?」

三成「甘味と辛味くらいはちゃんと分かりますよ?あとは酸味とか苦味も理解できます!」

ニコニコといつものように家康の嫌味を嫌味と感じてない様に笑顔で答える。

家康「お前の味覚には一つも興味ないから」

光秀「くくっ…どのみち腹に入れば皆同じことだ」

秀吉「光秀、お前は少し味わうことを覚えろ。しかし、信長様が病気にならないだろうか…」

佐助「この時代でも医者はいるので大丈夫ですよ、秀吉さん」

秀吉「しかしだな……」

信長「阿呆。医者にかかるほど食うわけないだろう」

心配しすぎて眉間の皺を深く刻む秀吉に対し、信長は至極呆れたように言い放つ。

謙信「…くだらん」

政宗「まっ、どの時代であれ俺の作る甘味よりも旨いものがあるはず無いが、この時代の食材には確かに興味はある」

「うん、政宗の作る甘味ほんと美味しくてだーい好きっ」

政宗「そうだろ?お前は旨そうに食べるからな。何なら二人きりでとびっきり甘ーいやつをお前だけに作ってやってもいいぞ?」

「っ!そーゆー意味じゃないから!わっ!ちょっ…唇を触らないで!」

謙信「斬る…」

「まーさーむーねー(さん)(さま)」

光秀「くくっ…」

佐助「あーもー、アウトですって」

信長「。こちらへ来い」

「??……っはい!」

わいわいと騒いでいる武将達から離れ、信長の隣に座ると、信長はくいっとの顎を長い指で捉え、視線を合わせる。

信長「俺たちはその『どらきゅら』なるものどころか、『はろうぃんぱーてぃ』という祭りがどんなものなのかを全く知らん。
よって、この話を出した貴様には責任もって俺たちの仮装の手配してもらう。良いな?」

は、信長の吸い込まれそうな深紅の瞳を見つめると信長は愉しそうにその顔を覗き込んでくる。

信長「安土の針子としての貴様が見てきた中から最もこの俺に似合う物を選べ」

「っ、わかりました。針子の意地にかけて信長様達に似合うものを選びますね!」
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