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【イケメン戦国】武将たちとハロウィン~逆トリップ~

第1章 ~乱世から現代へ~



「みんなに似合う仮装って…忍者とか?」

佐助「うーん、忍者は俺の普段着だから新鮮味がなくて楽しめないかもしれないな」

「そうだよね…それにしても、佐助くんにとって忍者の格好は普段着なんだ」

佐助「向こうでは忍者が本業だから」

「…となると、マントを羽織るだけで様になるドラキュラかなぁ?日にちもあまり無いことだし」

佐助「そうだな…」

うーん、と唸りながら思案する佐助たちのやり取りを静かに眺めていた信長は、

信長「要は二日後の『はろうぃん』の日に皆でそのような姿に化けた後、その摩訶不思議な言葉を言って甘味をもらうのだな」

そう発した言葉に、はうんうんと首を縦に振る。

「その通りです!ね?楽しそうでしょ?」

佐助「忠実通り、信長様はハロウィンを楽しんでるんだな」

「えっ?そうなの?」

佐助「忠実では、日本で初めて仮装をしてハロウィンを楽しんだのは織田信長だと言われているんだ」

信長「それはどのような姿でも良いのか?」

「えぇっと…どのような姿でも、というのは例えばどんな仮装ですか?」

信玄「君のような天女にはどんな姿も似合うだろうからな。天女といえば、昔、御伽噺で見たことがあるが、その本の天女は一糸纏わない姿に羽衣を巻き付けていたようだったが…」

信長「ほう…」

「えっ!!」

佐助「はい、信玄様もアウトです」

家康「バカじゃないの……」

パクパクと口を開けながら顔を真っ赤に染めるの肩に三成が真剣な顔で優しく両手を置く。

三成「信玄殿、もう秋なので朝晩、外は冷えますし…様がお風邪を召されてしまいます」

「へっ…?あ、うん…そうだよね。風邪ひいちゃうよ」

信玄の言葉を聞き、顔を赤く染めるに向け、あまりにも的はずれなフォローに、本人も頓珍漢な返事をしてしまう。
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