• テキストサイズ

シュガーポット、時々レモン

第10章 パロッティ路地裏イチャイチャ in 政宗



トクン トクン トクン トクン......


「んん.....」

「起きたか?」


ぼんやりと政宗の声がする。

コンペに向かう途中、関ヶ原の合戦を突っ切って、庭を見ながら照月と戯れる。

金平糖が池から噴水になって飛び出して、秀吉さんの顔をした3mくらいの巨人が、無邪気に池の鯉をがぶ飲みしているところだった。


「......きこうしゅ、こっちむいて..」

「は?なに?」


寝惚けてるだろ、お前。

カプッ


「ぎゃっ!」


鼻に感じた衝撃で目が覚めると、政宗が私の鼻を甘噛みしていた。


「な、なにっ」

「いや、そこは俺の疑問だろ。きこうしゅ、って何のことだ?」

「...は....?」


何だか夢を見ていた気がするけど、全部吹っ飛んでしまった。ただ、見ちゃいけないものを見た気がする感覚だけは鮮明に覚えている。

政宗に奇行種が何なのか説明しようとして、違和感に気付く。









私、お姫様だっこされてる?
/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp