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シュガーポット、時々レモン
第4章 路地裏イチャイチャ in 政宗
「やっと涼しくなったね」
雨上がりの夜。
振り続く雨の憂さを晴らそうと、信長さまが宴会を開いた帰り道。
「あぁ」
雷が鳴るたびに、晴美とまた引き離されてしまうんじゃないかと、気が気じゃなかった。
「もう、秋なんだねぇ....」
雨雲の切れ間から、色の薄い月が顔を出すと、路地の影と闇が胡乱(うろん)げに、存在感を現す。
「晴美」
「ん?」
晴美がキョトンと振り返る。
俺が名前を呼んだのは、
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