第1章 路地裏イチャイチャ in ヴラッド・ガーファンクル
ロンドン、cafe Forbidden――
100年前、
伝説のアンブラハンターの手によって、アンブラで結成された影の組織、トワイライト。
人々が暗闇に恐怖を見、その恐怖心が暗闇に溶け込んで怪異を生み出し、野良のアンブラとなる。
『ガルルルル...ッ』
「お嬢ちゃん、無理すんな!下がってろ!」
「大丈夫!私にはおばあちゃんの指輪が、」
トンが嵌めた指輪の力で、手を差し込んだ石畳から光を放たれる。
「あるッッ!!!」
ガシャンガシャンッ
アンブラの咆哮に怯むことなく、引きずり出した鎖を操って巻き付けると、トウリュウがガトリング銃を構える。
「待て!そこからではトンに当たる!ルーク!」
「分かってんよ!はぁぁぁっ!!」
鋭く尖った狼の爪でアンブラを引き裂きまくる。それを嫌がって暴れるアンブラに引きずられ、トンの堪えが利かなくなる。
「...く......ッ」
「もういい、手を離すんだ」
「ヴラッド....!」