第8章 イタチ。切
イタチは、ふわりと口づけをしながら、滲んだ声を出す。
「花奏さん……、あなたに酷い事をしてすまない。こんなに動かない辛い身体なのに、鞭を打つような真似を、今からしてしまうオレを、許してください……」
「っ!!いや、待って…」
「花奏さん……、アナタをオレは殺せない。知っているはずだ。それなのに尾行をするなんて……、本当に無茶をするお方だ。鬼鮫に狙われますよ?」
ほんの少し笑みを浮かべ、唇を重ねる。
「もう一度、花奏さんを抱けるなんて、夢のようだ……優しく抱けるか分かりませんが……」
「……んん!……イタチ、君……」
抵抗が一切出来ない花奏の身体を抱きしめ、愛しそうに見つめ、キスをもう一度始める。
何度も角度を変えて、深く暖かな甘い口づけ。
するりと優しくを触り始め、任服の中に手を入れる。
「…花奏さん、愛しています…心からいつも、貴方を想っている。忘れないで下さい」
ブラジャーを外して、押し上げ、突起を優しく触り、キスをするように胸を口に含む。
「っ!ん…イタチ君、ああ、」
下着の中にも指を入れられ、
すでに濡れていた秘部を優しく指で動かす。
我慢出来ずに喘ぐ花奏をみつめ、
笑みを浮かべる。
「……可愛い人だ……」
ある場所を強く弄べば、花奏は矯声をあげ、果ててしまう。
「……っ!ああ、ああ、イタチく、…ん…」
愛液がどくどくと流れ落ち、痙攣しながら、濡れる瞳でイタチを見上げる。
「……花奏さん……愛しています」
イッたばかりで、溶け落ちそうな秘所に、イタチは迷いなく、一気に押し込む。
「っ!…イタチ君…あぁ、待って……お願い…」
花奏の瞳からは、あとからあとから涙が溢れる。