第2章 路地裏inイチャイチャ カカシ先生
小走りで側に寄れば、こちらを見ないで含んだ声を出す。
「人生で一番大切な時間って何よ」
「今かなって思いまして…」
花奏は、いつもよりカカシ先生が遅く歩いていた事に気がついた。
ーー待ってくれてたのかな、カカシ先生……。やっぱりあれは本気だ…。
「カカシ先生、さっきの、勉強の続きをカカシ先生のお家でしてくれませんか?わたし子供だから全然分からないんです。気になって気になって仕方ないんですよ」
「…お前…、意味分かってんの?オレ止めれないよ?あんなもんじゃ済まないんだよ?」
小さく無邪気な笑顔で笑う花奏は、カカシ先生を見つめた。
「そこまで子供じゃないです。ちゃんと分かってます。気持ちも後で言いますから、大人のやり方を、一から最後まで教えて下さい。お願いします、カカシ先生」
「ふ、いいね。積極的な女の子は嫌いじゃないよ」
「あ、だけど、いっぱい聞きたい事だらけなんです。良いですか?分からない所が分からないぐらい、沢山あるんです。ごめんなさい」
「仕方ねぇな、じゃあおいで。オレの家でしっかり分かるまで教えてやるから」
「えへへ、何かたのしみですね」
「…お前本当に意味分かってんのね?オレが照れてくるでしょ、そこまで積極的だと」
「ふふ、カカシ先生の責任ですよ、ちゃんと責任とってくださいね」
当たり前でしょ、と呟いて見つめるカカシ先生は顔が赤くなっていた。
その後、花奏はカカシ先生から丁寧に、大人の交わり方をしっかり一から教えてもらう花奏だった。