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魔界の夜

第6章 約束


彼は再び私へと歩み寄り、私の腰を抱き寄せ、頬に手を寄せる

「なんか触りたくなるし、なんとなくもっと知りたくて。」

私はもう何も言えず、目を白黒させるしかなかった。彼も無言になっていたかと思えば、おもむろに顔を近づてきた。明らかに何をしようとしてるのかが、わかった。
私は直前で彼の顔を手で塞ぐ。

「ちょっと!何しようとしてるの!」
「なにってキスだけど。」

彼はくぐもった声で答えた。

「ダメ!」
「え?キスもダメなの?」

目を丸くする彼。

「ダメに決まってるでしょ!」
「ほっぺも?おでこも?」
「えっ…」

口と口は完全にアウトだけど、ほっぺとかどうなんだろう。バックスは見た目外国人だし、挨拶のような意味合いになるのか。
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