第6章 気付けば彼のことばかり
唇が腫れそうになるくらいキスを繰り返した後、赤井さんの部屋に移って身体を重ねる。
何も纏わぬ姿で触れ合う肌と肌は、今までの比じゃないくらい気持ちがいい。
「かおり、俺が好きか?」
「・・・すき、です」
嬉しそうに口角を上げる彼を見て、わたしも嬉しくなる。
胸の先端を口に含まれて、キツく吸われた。
「あっあぁ!・・・あ・・・」
乳房をグッと掴まれて、先端をたっぷり舐められ、硬くした舌先で弾かれたり。
「あ・・・んっ・・・あぁっ」
歯をあてて優しく噛まれると、ビリビリと痺れが全身に走る。
左手が腰を撫でて秘部へと伸びる。
「濡れすぎだな・・・」
表面を上下になぞられて、クチュクチュと響く音に恥ずかしくなる・・・
けど指先が秘芽に触れる度に、恥ずかしさよりも快感が勝ってきて、更なる快感を求めて身体を捩る。
「あぁっ・・・あ・・・あっ」
蜜の絡んだ指先が、膨れた秘芽を撫でてくる。
軽く爪を立てられるとまた全身に衝撃が走って。
「あっ!あぁっ・・・」
「・・・どんどん溢れてくるな」
マジマジと秘部を見られる。脚を閉じて隠しても、大きく開かれてしまう。
「あっ、ダメ・・・」
「触って欲しそうに見えるがな」
・・・、そうなんだけど。
楽しそうにこちらを見てくる赤井さんが憎い。
「・・・いじわる」
「こんな身体をしているお前が悪い。ほら、自分でも触ってみろ」
「えっ・・・あっ!」
手を取られ、秘部に指先を持っていかれる。
ほんとだ。すごく濡れてる・・・
添えられた赤井さんの手によって、自ら秘芽に触れさせられ、そのまま指を動かされて。
「あっあぁ・・・あ・・・赤井さん・・・」
「好きなようにしてみろ」
手が離れて、刺激も止まる。
見られながらなんて、そんなの、恥ずかしすぎる。顔に熱が集まってくる。
「・・・でき、ません」
「こうされるの、好きだろ?」
再び手が添えられて、蜜をすくった指先を秘芽にあてられ動かされる。
「あっ・・・あぁ・・・っ」
すぐに離れる赤井さんの手。もっとして欲しいのに。
おそるおそる自ら指を動かす。目を閉じて、赤井さんの指を思い出しながら。
「あっ赤井さん・・・あぁ・・・はぁ・・・っ」
なんて痴態だ。