第2章 立待月
沖矢さんの物凄い突き上げに頭がクラクラしてくる・・・
「あっあぁっ・・・はげしっ・・・ぃあぁっ!」
「かおりさんが良すぎてっ・・・もう止まれません・・・っ」
「あぁっあっあっ・・・もう・・・だめっ・・・」
「僕も・・・あまりっ・・・余裕がないっ・・・」
「あっあぁ・・・あぁっ・・・」
「ああ・・・中・・・すごい締まってっ・・・」
「あっあっ・・・また・・・いきそ・・・っあぁ!」
体勢を崩してその場にへたり込むと、お尻に、腰に、背中に、欲を吐き出される。
「はぁっ・・・はぁ・・・」
「積極的なかおりさんも、いいですね・・・」
「・・・もう・・・恥ずかしいから・・・忘れて、ください・・・」
今度こそ、さっと身体を洗ってまた湯船に浸かる。でもポジションは、やっぱり沖矢さんの腕の中。
「さっき背中洗ってもらったの気持ち良かったですー!またしてくれませんか?」
「ああ、いいですよ。結構この辺凝ってましたね」
「今日は事務仕事ばっかしてたからなぁ・・・」
首を回していると、首のあたりを掴まれて解される。
なんて幸せ・・・
「その代わり、僕のして欲しいこともたまにはきいてくださいね」
「はい!・・・あー・・・そこ、いいです・・・ぁー」
「かおりさん・・・そんな風にするからいけないんですよ」
「えっ!?・・・きゃ」
お尻を撫でられビクッと反応してしまう。
「・・・冗談です。上がりましょうか」
その後沖矢さんにタオルで身体を拭かれ、ドライヤーで髪まで乾かしてもらい、なんだか今日は至れり尽くせりだ。
リビングでテレビを見ながらビールで乾杯する。火照った身体に冷たい液体が染みて・・・最高だ。
沖矢さんが隣にいなかったら絶対“あ゙ー”って声出てる。
「美味しそうですね」
「美味しいですもん」
見つめ合って笑い合う。まるで恋人同士がするように。
恋人か・・・
わたし達の関係って何なんだろう・・・同居人?セックス付きの?
今の状態はすごく居心地がいいと思う。この時間が壊れるのは嫌だとは思う。
でもまだあまり深く考えないようにした。