第16章 胸に秘めた
ぎゅうっと抱きしめられて、首筋に口付けられた。
もう一度唇を付けられて、舌で舐め上げられると身体から力が抜けていく。
こんな・・・まだこんな時間なのに・・・するつもりなんだろうか。
明るい内からこんなことをしている背徳感と。
まるで外にいるような気分になってくる、この大きな窓のせいで・・・
妙に恥ずかしい。
でも、戸惑う気持ちとは裏腹に、秀一さんに触れられる度身体の奥は疼いてくる。
「ぁ・・・っ・・・はぁ・・・っ」
胸の突起を指で挟みながら柔らかく揉まれる。
耳元に熱い吐息がかかって・・・ゾクゾクしてきた。
乳首をキュッと強く挟まれると身体が跳ねる。
耳に何度もキスをされて、秀一さんの立てる湿った音にどうしようもなく反応してしまう。
「んっ・・・ぁ・・・っ」
すっかり勃ちあがった胸の先端を、秀一さんの指先が擦る。
彼の左手は、下腹部を撫でて秘部へ届く。
指がソコを滑ると、お湯とは明らかに違う液体で濡れているようで・・・
指先で秘芽を捉えられて、思わず口を手で塞いだ。
「ぁっ!・・・っ・・・っん」
「かおり?・・・声、我慢してるのか?」
「・・・はぁ・・・っ・・・お昼、だし・・・外明るくて・・・」
「俺しか見てない」
耳元で囁かれて身体が痺れそうになる。
「ぅ・・・でも・・・っ」
「抑えるな、いつもみたいに鳴けばいい・・・止めてもいいのか?」
秀一さんはそんなことを言いながら・・・すっかり硬くなっているモノをお尻に押し付けてくるのだ。
そんなの・・・ズルい。
口元を覆っていた手を降ろして、後ろのソレをそっと握る。
「・・・やめてって言っても、やめないくせに」
「どうした、強がりか?・・・かおりのことだ、どうせすぐにヨガって強請ってくるんだろうが・・・」
「そんなこと、ない・・・きゃっ!・・・あっあぁ・・・あっ」
秘芽への愛撫が再開されて、カラダが仰け反る。
右手も秘部へ向かって伸びていき、指が挿入されて・・・
気付けば大きな声を上げていた。
「あっあぁ・・・ん・・・」
負けじと秀一さんの、張り出した部分を指でなぞる。
握ると跳ね返してくるような弾力のあったソレは、一際硬くなって・・・先端にトロリとした感触を感じる程にまでなり。