第16章 胸に秘めた
耳元に届く、秀一さんの荒々しい吐息に、更に興奮を煽られる。
本当は、手の中でドクドク脈打つコレで、早く貫かれたい。
・・・秀一さんだって、そうじゃないのか?
でも・・・秀一さんの指にいいトコロを押さえられて、もう達してしまいそうになる。
「あっ・・・あぁっあっ!だ、め・・・っ」
「さっきの強がりはどうした?」
フッ・・・と笑われる。
秘芽を弄る指の動きは止まらなくて。
悔しい、けど、気持ちいい。
涙が滲んでくる。
「あぁっ!あっあぁ・・・だめ、だ、め・・・ぇ・・・っ」
「・・・こんなビクビクして・・・イキたいんだろ」
「やっ・・・だ、あぁっあっあ・・・」
カラダが強ばり、震えて・・・ああもう・・・
「ほら、我慢するな・・・」
この声にわたしは滅法弱い。
やっぱりわたしは、秀一さんにはどうやっても抗えないのか。
秀一さんのを握っていた手を無意識に離し、浴槽の底に手をついて、震える自分のカラダを支える。
「あぁっあっあ・・・あ・・・い、く・・・いく・・・っあ!あっあぁっ!」
力が抜けて、秀一さんに深くもたれ掛かる。
「かおり・・・次は、どうしたい?」
背筋がゾクゾクする。
どうしたいかなんて、聞かなくても分かってる癖に。
後ろを振り返って秀一さんを睨みつけると、
唇が重なり、すぐに舌を絡め取られて強く吸われる。
上手く息ができない。カラダが熱い。
「ほら、立て・・・」
身体を持ち上げられて、窓に手をつかされる。
先程までお湯の中だった肌が露わになり、いくら外から見られることはないと分かっていても・・・物凄い羞恥心に襲われる。
「いい眺めだ」
「や、だ・・・はずかし、い・・・」
「ココはこんなに蕩けてるのにな・・・期待してるんだろ?」
入口を指でなぞられ、耳を甘く噛まれる。
お尻には熱く昂ったモノをグリグリ押し付けられて。
「あ・・・ぁっ」
「ほら、どうしたい、かおり・・・」
「あ・・・も、やだ・・・ぁ」
涙が溢れて頬を伝う。
悔しいけど秀一さんの言う通りだ。
欲しくて欲しくてたまらない。
「いれて・・・っ・・・はや、く・・・おねが、い」
「・・・かおりは、可愛いな・・・」
秀一さんのが、入口にピタりとあてがわれ、入ってくる。