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エラリーの彼女【名探偵コナン】

第14章 コーヒーブレイク


ドキドキハラハラの展開に心を踊らされながら映画を見終わり。

適当な喫茶店に入りコーヒーを飲みながら、映画の感想を言い合って、次の行き先を相談する。


「昴さんとデートもしたいけど・・・やっぱりもう家に帰りたいかも・・・」

「僕では不満ですか?」

「ごめんなさい・・・でも分かるでしょ?」

「沖矢昴としては不服ですが・・・仕方ありませんね」


早く帰って秀一さんに会いたいのだ。


スーパーに寄って、食材を買って帰ることに。

時間はたっぷりあるので煮込み料理にしようと決めて、食材を選ぶ。

すっかり料理に慣れた彼の口から、必要な材料がスラスラと出てくるので驚きつつ。

お酒もたっぷり買い足して、帰宅した。



本日四度目の盗聴器の確認を行い、家中のカーテンを早々と閉めると、昴さんが秀一さんに戻る。

リビングのソファに座り、手脚を伸ばす。


「やっと寛げますー!」

「沖矢とのデートは窮屈だったか」

「そういう意味じゃないです」

「分かってる」

「・・・外じゃ話したいことも話せないし」

「早く俺に会いたかったんだろ?」

「そうですよ・・・」


隣に座った秀一さんの肩に頭を預けて目を閉じる。


「おい、料理はしないのか」

「少しは秀一さんを堪能させてくださいよ・・・」

「ここで今すぐ抱かれたいのならいいが」


パッと身体を離す。


「今は遠慮しておきます・・・」

「そうだろうな」



二人でキッチンに立ち、エプロンを着け、調理を始めた。

下拵えした食材を、琺瑯の鍋に入れて煮込んでいく。

久しぶりに間近で見る秀一さんの料理の手際は、かなり良くなってて。

やっぱりデキる男っていうのは・・・結局何をやらせても出来ちゃうんだろうか。


他のおかずの準備もして、あとは鍋の中身が煮込まれるのを待つだけだ。


「どれくらいかかるんだ?」

「二時間は煮込みたいと思ってるけど」

「そうか。たっぷり時間はあるな」


背後に立つ秀一さんが、上から胸元に手を差し込んできた。


「ちょ・・・っと!」

「触りたくなるような格好をしているお前が悪い」


下着の中まで手を入れられ、乳房を揉まれる。


「・・・っ!」

「ココは・・・触って欲しそうだな」


そう耳元で囁かれる言葉は魔法のようで・・・
抵抗する気力が徐々に薄れていく。
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