第1章 米花町2丁目21番地
食事も終わり、コナンくんは帰宅。
あの子、あの毛利探偵と一緒に暮らしてるらしい。あの有名探偵と一緒だなんて。今度会わせもらわなくては。
残った四人でまたワインを開け、わたしの子供の頃の話なんかで盛り上がったり、工藤夫妻の馴れ初めを聞いたりしてしばらく過ごした。
「そろそろわたし寝ようかしら」
「私もそうしよう。二人とも、先に休ませてもらうが構わず自由にしていてくれればいいからね」
「明日朝イチの飛行機でまたロスに戻らやきゃいけないの、だからこれでお別れかなー。寂しいけどまたね!」
工藤夫妻はリビングを出ていった。
ああ、また沖矢さんと二人っきり。先程までほろ酔い気分だったのに、急に意識が冴えてくる。
「かおりさん、まだお酒付き合えますか?」
「はい。それこそ沖矢さんの好きなウイスキーとか、ゆっくり飲みたい気分です」
「では僕の部屋で飲み直しましょう。先にお風呂済ませますか?」
「そうしますー!酔ってもそのまま寝れますしね。準備してきます」
お風呂場を確認しにいこうと立ち上がると、沖矢さんに後ろから抱きすくめられる。
「一緒に入りますか?」
耳元で囁かれ、突然の事で全身の力が抜ける感覚に陥る。いきなり一緒にお風呂だなんて・・・いや入りたいような気もするけど、それは・・・
「・・・恥ずかしすぎるからダメです」
「すみません。あなたの反応が見たくて意地悪しました」
「・・・あんまりいじめないでください」
「その要望には応えたくないですが」
沖矢さんは、わたしの事からかって楽しんでる。いちいちドキドキしてしまって・・・こんなことばかりでは身が持たない。それとも、こんなことに慣れる日も来るんだろうか。
結局お風呂は先に沖矢さんが入り、部屋で待っていてもらうことに。
あっという間に彼のお風呂は済んで、一人で入るには勿体ないくらい立派な湯舟にひとり浸かりながら考える。
このあと、するのかなぁ・・・
胸の先端はぷっくり主張しちゃってるし、アソコはまだ触られてもないのに充血していて、多分濡れてる。
自分の身体の抱いてくださいと言わんばかりの状態に笑ってしまう。
沖矢さんは、どんな風にしてくれるんだろうか。