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エラリーの彼女【名探偵コナン】

第11章 再会する彼ら


秀一さんとお酒を飲みながら、ソファに座る。今日は赤いキャップの見た目が印象的なバーボンだ。

甘くて良い香り。

わたしはチビチビとしか飲めないけど、彼はそれをすいすいと口に運んでいく。


「少し濡れている髪もいいもんだな、色気が増す」

「・・・そもそもわたしに色気ってあります?」

「たしかに、普段のお前にはそれ程無いかもしれん」

「ですよねー・・・秀一さんと比べてわたしはお子様ですから」

「全く無いとは言っていない」


頬に手を添えられて、唇が重なり。
耳を指先でくすぐられる。


「・・・っん」

「かおりはスイッチが入ると豹変するからな・・・」

「そう、なの?」

「自覚はないのか?・・・今は俺を誘っているようにしか見えんぞ」


あごの先を掴まれ、秀一さんの方を向かされる。


「・・・秀一さんがそうさせてるんじゃないですか」

「お前は可愛いな・・・」


暫く見つめ合い、数秒。

秀一さんの親指が、下唇に触れて。

唇を薄く開いて、ペロリと指先を舐める。


秀一さんはわたしのスイッチが・・・とか言うけど。
秀一さんだって誘ってくる時の顔付きとか声とか・・・凄過ぎる。

わたしは彼の色香にあてられてるだけだ。


「・・・今のお前は、何度でも抱きたくなる」

「秀一さんに触れられると・・・なんか火が点くみたいにね、身体が熱くなるの」

「それはな、かおり・・・」

「・・・うん」

「俺も同じだ」


唇が重なって、すぐに舌が差し込まれる。

舌を絡め取られ、キツく吸われて。苦しいけど、もっとして欲しくなる。

自分からも口付けて、秀一さんの舌を追いかけた。


後ろに身体を倒され、真っ直ぐに見下ろされる。

何度抱かれても、この瞬間はたまらなくドキドキする。

今にも襲いかかってきそうな、獣のような眼に射抜かれて・・・身体も、心も、彼に捧げようと覚悟を決めさせられる瞬間。


着ていた衣服を捲りあげられ、大きな手に乳房を掴まれる。

一瞬、寒さを感じたけど、反対にカラダはどんどん熱くなってきて、そんな事はすぐに気にならなくなる。


膨らみに吸い付かれて、また赤い跡を付けられる。

自分でも見える所にいくつも印が付けられていく。

その光景が凄くいやらしく見えて。ついマジマジと目で追ってしまう。
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