第9章 今夜の予定は？

指が秘芽を捉えて、クルクルと優しく弄られる。


「あぁっ･･･あっ･･･ん」


首筋や耳も甘く噛まれて、身体が仰け反る。

こんな状態になってしまうと、それこそすっかり零の思う壷だ。


「･･･また溢れてきた」

「あ･･･あっあぁっ」

「こんなにお尻突き出して･･･もっとしてほしい？」

「あぁっ･･･あっ･･･やっ！」


片足を持ち上げられ脚を開かされると、零の脚に絡められて。
首の下からも腕が回ってきて乳房を掴まれ、身動きが取れなくなり。

後ろから無理矢理、好き放題されているような格好。でも、触れ方は優しくて。

どんどん快感の度合いは高まっていくばかりだ。

着ていた浴衣はとうに肌蹴て、腰のあたりでもたついている。


「あぁっ零･･･だ、めっあっあぁっ」

「ダメじゃないくせに･･･」

「あっ･･･あぁ･･･や･･･あっ」


いつの間に彼は裸になっていたのか。

わたしの背中にピタリと密着している肌を感じる。お尻には零の硬いのが･･･

その存在を解らせるように、更にグリ･･･っと押し当てられて。嫌でも意識せざるを得ない。


「あぁっ･･･れい･･･っん･･･あぁ」

「なあ、このまま、挿れていい？」


甘く、吐息混じりの声で言われたら･･･断れない。

･･･断れないどころか、強請ってでも欲しいくらい、もう身体は零を求めている。


「う、ん･･･も･･･ぅ、きて･･･れい」


後ろを振り返ると、不敵な笑みを浮かべている零がいて。

その瞳と目が合って、唇が重なった。

入口にソレがあてがわれ、入ってくる。


「あ･･･あぁっ」


後ろから彼にされるのは初めてだ･･･

奥まで到達した零に、いつもと違う角度で一番奥を優しく刺激される。


「あっあぁ･･･きもち･･･ぃ」

「･･･ココ？もっとしてほしい？」

「あぁっ･･･うん、いっぱい、して･･･っ」


抽送を始めた零に、奥へ届く度に壁を強く強く抉られて、頭がフワフワしてくる･･･

目を閉じて、快感に浸る。


「あ･･･あぁっあっ零っ･･･」

「･･･っ、すごく、良さそうだな」

「あぁっ･･･いい、よ･･･きもちい･･･ぃ･･･」