お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第7章 花嫁修業
お互いのパートナーの方を掴むと
「「なにかされなかったか!?!?」」
という2人にポカーンとした顔を浮かべたあといっせいに吹き出す私たち
それを見て殿下達は頭にハテナを浮かべ顔を見合わせる
「何もされていませんわ 急に驚きますわ殿下 私達みんな驚きましたわ」
そうクスクスと笑う彼女
どこまでもお上品なんだかと思いながらも面倒なこの場をきりぬけるために
「お話の途中で大変恐縮ですが、お迎えが来たのでこの場で失礼させていただきます さぁレン殿下参りましょう?」
と最大限のどっから持ってきたというレベルの上品な笑顔でレン殿下の腕を引く
ニコッと笑い返しエスコートする殿下
「では彼女は連れていくよ あとはお二人でごゆっくり」
そういい部屋を退出しレン殿下の部屋に移動することになった
戻ってそうそう緊張が解け、ため息をつくと
くすっと横で笑われる
「笑い事じゃないですよ。 しかもふたりして決死の顔で入ってくるなんて....」