お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第7章 花嫁修業
男だったら誰もが守りたくなる様な女性
完全に悪役は私じゃないか
そんなことを思いながらもじっと相手の出方を待つ
「少し お時間よろしいですか?」
そういう彼女に対し返答にこまりメイドをちらっと見ると
「講師に本日はおやすみ致しますと伝えて参ります」
そう言われ対談するしか道がなくなった私
そっと彼女の後ろを歩きついていく
日当たりのいい可愛らしい部屋に案内される
「どうぞ お座りになって」
そういい椅子を指し示す彼女
席に着くと同時お茶が運ばれてくる
「お茶はお好きかしら? 今日は私の大好きなベリーのタルトなの ぜひ召し上がってくださいな」
そういう彼女に一体何がしたいのかわからないといった雰囲気を出す
「 ごめんなさい... 卑怯なやり方ね。 率直に言わせて頂くわね 私はあなたのことは憎んでいないわ」
そういう彼女に「へ?」というなんとも間抜けな返事を返してしまう
「もちろんあの時はあなたを恨んだわ でも、あの出来事によって愛される心地良さを知ることが出来た。 恋としての愛を だからあなたを恨んではいないの」