お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第7章 花嫁修業
レン殿下の腕の中で泣きわめいたあと落ち着いた私は結果的にレオンではなくとして生きる事となった
というのもレン殿下が父を呼び出し話をつけた結果だった
もちろんあの父が時期皇后の座をみすみす逃すはずもなく二つ返事でレオンとしての生活は終わるかに見えた。
しかし実際は2足のわらじを続けるような形になり体力面に自信があった私もクタクタである
父が引退間近という噂を流し週の半分は領地に戻ったふりを続けるレオン
それと入れ替わるように花嫁修業をする私
そんな私達に違和感を覚えるものもいるかと思われたが第1王子の婚約が優先されるためかあまり話題にはならなかった
週の半分のバランスがだんだんと修行に傾き始めた頃次のダンスの練習の為にホールへ移動した時ばったりと会った元婚約者と私にメイド達が慌てる
一瞬気まずい雰囲気が流れたがそっと端によりお辞儀をすると近寄ってくる彼女に頭を挙げれないでいると
「顔を上げてください」
そう言われ顔をあげるとあの時のように小さな今にも折れてしまいそうな細い腰と腕を前にすることによって少し丸まった肩が目に入る