お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第1章 強制送還
これぐらいの条件は飲んでもらわなくては割に合わない
そう思っていると
「良いだろう。リアがいるから婿には困っとらんしメンツを保つには十分だ。」
そう言うと部屋のベルを鳴らし使用人を呼ぶ父
「お呼びでございますか」
とノックをし返事をすると要件を聞く従者
「支度を手伝ってやれ。レオンのあと2週間もしたら宮殿に行くのだ」
と言うと全てを察したように返事をする従者に
「それと執事を呼ぶように」と付け加えると
「はいかしこまりました」
といい部屋を去る従者
「 お前は剣術を更に極め男らしさを学ぶのだ 決して女子とはばれてはならん 婿をいらないと言った貴様は男としてしか生きられないことをよく考えておけ」
と言いきったあとに執事が入ってくる
事情を話しこれから出立の日まで毎日兄の部屋で寝泊まりをして支度も全てレオンの従者にさせるようにと言う命だった
そして男性としての踊りやマナーも覚えさせるようにと
「かしこまりました では、そのように」
といい部屋をさがる執事を見てもう戻れないことを実感する
「お前にもうドレスや装飾品はいらない。今すぐレオンの部屋に戻りその馬鹿らしい格好をどうにかするんだ。次期当主として相応しい格好にな。」