お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第6章 おふざけも大概に
一瞬声に詰まり下を向きながら
「お、驚き、ました 今すぐ撤回してください。」
とお願いをする
「却下」
すぐに帰ってきた返事に顔をガバッとあげると
「もう逃がしてなんてあげない」
そういう彼に
「そんな まさと様になんて」
そういうとふっと殿下が腕を引きソファに押さえつけられる
「今更 俺に身体を奪われて他に嫁入り出来るとでも?それに気に入ったって言ったよね」
そう真上から見つめ問うてくる彼
言われていれば確かにその通り
貴族令嬢にとってではなく女性にとって私たちの社会では処女がブランドなのだ
言葉が詰まり言い返せない私に
「それに約束破ってここも奪っちゃったし」
そういいながらすっと唇を撫でる殿下
もどかしい感覚にきゅっと唇を噛むと
「だーめ」
そう言われドレスのせいで露になっている首筋や耳を弄ばれる
出そうになる声を寸でで止め
「やだ 殿下!」
と腕を掴むと
「はいお仕置き 名前で呼んでって言ったよね」
といい先程会場でした時のように深い口付けを浴びせてくる