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お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18

第2章 出逢い



「この地位にいるといくらでも女は寄ってくる。そんな俺を大人しく見ているようじゃ夫人の座は勤まらまい」
という殿下

確かにお国の第2王子ともあろうお方が既婚したあともあちこち手を出すようでは国の先が知れている

主人と手網をお互いに持ち合い上手く制御できるようなバランスの持ち主が重要だ
今の世の中夫に付き従うだけの妻は時代遅れになりつつあるしお家の先も知れる
つまりは我が家も
ということになるけれど
と思い少し気分が落胆する

それを見たレン殿下は
「なんだ お母上のことでも思い出したか? まぁこの時期の新兵隊にはよくある事だが...」

「あぁいえ 母上もですが妹も心配なのですよ 殿下のような悪い虫がつかないかと」
とサラッと悪態をついてみる

「それは貴族としてではなく職場内での愚痴と受け取っておこう 俺もその程度で処分するほど器の小さい人間じゃない」

そういう彼にはっと自分は何を言ったんだ!?
と思いすぐ様
「殿下に大変失礼を 酒に酔って世迷い言を言ったようですお許しを」

とかしずく
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