第2章 出逢い

「気にしなくていいよ そう言って笑ってくれるのは近衛隊の連中だけだからな」
という言葉にホッとする

「ところで 君の妹って興味あるなー」
というレン殿下に
「い、妹には婚約者はいますし 殿下に紹介するのはちょっと....」
というと
「えー 君の妹なら 期待できそうだなーと思ったんだけど」

「どー言うことですかそれ....」
というジト目を送る

「んー そういう所かな」
という言葉にそれ答えになってなくない?と思いながらも気の抜けた
「はあ...?」
という返事を出すと

「まぁ 気にするな」
という言葉と共に再び注がれるワイン

クイッと顎で飲めという表現をされグラスを手に取ろうとするとグラッと倒れるワインはあれよという間に腕と膝を汚す

「わっ 申し訳ございません」
と言いながら手持ちもハンカチを出し手と肘まで滴ったワインを袖をめくり拭く

膝の上はもう仕方がないどちらにせよベタつくからシャワーを浴びなくてはと思いお暇の挨拶を使用とすると

ぱっと掴まれ 一言

「レオン お前 女だろ」