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【ヒロアカ】Night hawks

第3章 おじいちゃん




「零―?迎えにきたぞー……て、あれ?」

「あら鋭児郎くん、おはよう。ごめんね零ちゃん今日ちょっと寝坊しちゃって。もうすぐ準備できると思うんだけど…」

「それは全然大丈夫なんすけど…珍しいっすね、零が寝坊するなんて。」


加代さんはワケを知っているようで、ふふっと笑って二階を見上げながら呟く


「きっと昨日の個性の訓練がよっぽどこたえたのね」


その言葉の意味を詳しく聞く暇もなく二階から慌ただしい足音が聞こえてきた


『わわっ、もう鋭ちゃん来てた…!待たせちゃってごめんね、おまたせしました!』


零の顔からは加代さんの言ったような疲労は感じられず、じっと零の顔を見ている俺を見て不思議そうに小首をかしげながら行かないのかと問いかけているようだった。

きっとこれからもこいつは俺の知らないところでもっとたくさん努力して、夢に向かって一直線に突き進んでいくんだろう。入試の時の比じゃないくらいの怪我を負うこともあるだろう。そのとき自分は……


ぐしゃぐしゃ


『え、ちょっ、鋭ちゃん、髪が…せっかくマッハで整えた髪がっ…!』


思う存分頭を撫で繰り回した後、零としっかり目を合わせる


「いいか零、俺はいつだってお前の幼馴染で味方だ。それは、それだけは絶対忘れんな。一人で抱えんなよ。」


素直で真っすぐで優しすぎるくらい優しいお前はいつも困ったとき誰に何も言わず、一人で抱え込んでしまう。
もしそうなったとき、少しでもお前の助けになれるように。思い出せるように強く強く、気持ちを込めた。



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