第4章 シカマルの作戦
シカマルside
道中健太に捕まった。
「おいなんだよ。」
「シカマル、ちょっと来てくんねーかな。」
「さっき散々バカとか言ってたくせに」
「それとこれとは別だ」
俺は健太の家に連れて行かれた。頼んでんのに強制的だよな・・・
「シカマル、とりあえずお前の意見は、後で聞くから話させてくれ。」
と健太。
「分かった」
「俺達奥田一族には、秘伝忍術があるでも、リスクが高すぎんだ、術には段階があって最終段階に入る時は、一つの感情が消えるらしい。一つくらいと思うかもしれねぇが、これがやばいんだ。人ではなくなってしまうんだ」
おいおいそんなん使っていーのかよ。
「おい人じゃなくなるってなんだよ。」
「正しく言えば、歪むって事だな。」
「例えば?」
「書物によれば、人が死んでんのに悲しくなんないとかだな。」
それは確かに、歪んでいる。目の前で見ず知らずの人が死んでのを見てるのにも少し心が痛む。
だがそんな術は、禁術なのではないのか?
「勿論、禁術ではあるんだけど、禁術はマリが管理してっから。」
なるほど。つまり見放題って事か。ん?何か引っかかる。
「お前どうしてその術をマリが習得したってこと知ってんだよ」
「俺はこう見えても感知タイプだから。」