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《文スト》こんぺいとう

第4章 第4章 「お前の朝ごはんを毎日…」《織田作》




「月が綺麗だと云えば、愛の告白をしていることになるらしいな」



『はあ、そうですねぇ。まあ最近は、それも廃れてきたかも』


「主人公にそう云わせようかと思ったんだが」



『ちょっと陳腐かもしれませんね』





うぅん。

彼は眉間に皺を寄せて、これが良いのだと家具屋さんで譲らなかった文机にもたれかかった。


ことん。

淹れたての緑茶の入った湯飲みを置いて、その背を撫でる。



『少し休んだらどうですか』



「……ああ」

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