第4章 1人じゃない
彼女を職場から連れ出し連れてきたのは降谷の家だった。
玄関を開け彼女を乱暴に押し入れる。
「ここどこなんですか」
「俺の家だ。いいから上がれ」
彼女ははぁ?と言っていたが渋々家に上がった。
ここに座れと指を指し彼女を座らせる。
彼女の顔をまじまじと見たが隈が酷すぎる。
それになんだか前より痩せたようだった。
「お前ろくにご飯食べてないだろ」
「食べる時間がないんですよ」
はぁ…とため息を吐き降谷は立ち上がりエプロンをした。
「今からすぐに作るからちょっと寝てろ」
「いいです。帰ります」
「上司命令だ。言うことを聞け」
彼女にベットへ行けと言えば結構ですと言うから無理矢理寝かせた。
5分も経たないうちに彼女は寝息をたて眠った。
やっぱり寝れてないじゃないか…
降谷はキッチンへと足を運んだ。