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私の神様

第1章 雪降る日


しんしんと雪が降る、冬の日。

少女は小鳥の骸を抱え、静かに佇む。

(…寒い…私…ここで、死ぬのかな…)

それもいいかと、自嘲気味に微笑む。

目を閉じて、自然に身を任せようとした。

それでも、命乞うのは人の性か。

「…お願い…お願い…どうか…神様…いるのなら…助けて…」

雪に埋もれ、意識が薄れていく。

もうダメか。そう思い目を閉じる。

不意に、暖かいものが包み込んだ気がした。

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