第7章 初仕事は大阪城
石「それは・・・」
石田は少し黙り込み考えた。まぁ急だからね無理もないか。
少しすると彼は口を開いた。
石「私のやり方で天下をとり、未来のある世にしてみせます、もう・・・私みたいな想いは誰もしてほしくない」
[・・・そっか]
良かった、ちゃんと後先を考えてた。私みたいにただ復讐に取り憑かれてなかった。
[・・・くれぐれも私みたいになっちゃ駄目だよ?(聞こえない程度で)]
石「葵さん何か言いました・・・?」
[んーん!何でもないよ!それが聞ければ十分!さ、帰ろっか佐助]
佐「え、うん!」
石「あ、見送りします!」
[ありがと]
ー門ー
[それじゃあ文、よろしくね]
石「はい!・・・あの葵さん」
[ん?何]
石「また、来てくれますよね・・・?」
あぁ、私が帰るから寂しいのか、案外可愛いかも(笑)
私は石田の頭に手を乗せ
[もちろんだよ、三成]
そう言いながら撫でた。すると石田は照れながら微笑んだ。
そして私達は大阪を後にした。