第7章 初仕事は大阪城
私と佐助は石田の後を付いていく。
佐「ねぇ葵ちゃん・・・」
佐助が小声で話しかけてきた。
[ん?何?]
佐「石田の旦那、なんか異様に葵ちゃんに懐いてない?」
[あー、たぶん私が秀吉と半兵衛と友人だからじゃない?]
佐「そうなの?」
[たぶんね]
佐「本当にそれだけかなぁ・・・」
石「武田の忍、何ブツブツと言っている」
佐「えっ!?いやー別に?やっぱり大阪城は立派だなー!って!」
佐助は慌ててはぐらかした。
石「当たり前だ!秀吉様と半兵衛様が建てられた城だ、立派に決まっているだろう!!」
石田は熱弁する、本当に好きだなーあの二人のこと。
佐「はは・・・で、ですよねー」
佐助の笑いが引きつっている。(笑)