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【黒子のバスケ】幻の7人目

第10章 10Qー運命論者





「黒子、礼を言うのだよ。」

「どういたしまして。」


「…まだお前を認めた訳ではない。勘違いをするな。」


典型的なツンデレ…!

こんな綺麗にツンとデレを使い分ける人初めて見た…。


「まあ緑間の役に立てたならよかったよ。」


「フンッ。今度は俺がお前の練習に付き合ってあげてもいいのだよ。」


「楽しみにしてる。」


そう笑いながら言うと、私の反応が意外だったのか、緑間は少し眉を顰めた。
そしてポケットから今日のラッキーアイテムであろうキティーちゃんのぬいぐるみを取り出し左手に乗せ、何処かへ行ってしまった。



そういえば昨日のラッキーアイテムは『つけまつげ』だったな…。


昨日家に帰ってからテツヤと大爆笑したのを思い出し、また笑いそうになってしまう。


予想以上に変なやつだけど…
予想以上に良い奴かも。


中学生にしては広すぎる緑頭の背中を眺めながら、そんなことを思った。
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