第10章 10Qー運命論者
なんか今日一日物凄く疲れた…。
今日もスパルタ練習が続き、筋肉痛が酷い身体でシュートを打ちながらそんなことを考える。
主にあいつらのせいだ。
コートにちらほら見受けられる、カラフルな髪を持つ4人を順に見る。
私怒られる必要なかったし…
お弁当食べれなかったし…
「おい黒子。」
何時の間にか私の目の前に立っていた緑間真太郎が私の名前を呼んだ。
「な、何でしょうか…。」
遠慮するように緑間を見上げ、返事をする。
何故かわからないが、私は緑間に敵意の様なものを向けられている気がするので、あまり関わりたくはない。
「少し俺の練習に付き合うのだよ。」
こいつもまた突拍子もないことを言い出すなぁ。
なんか偉そうだし…。
「えっと…どうして…」
「理由など無い。」
意味がわからない。
もう私キセキの世代の考えてることがわからない…。
こないだ緑間のシュートが綺麗だなって思ってたら何か睨ま「速くボール籠を持って来るのだよ。」
「あっ、はい。」