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【黒子のバスケ】幻の7人目

第6章 6Qー黄色の乙女



そして放課後。


スポーツは何やってもできちゃうし何部に入ろうかかなり悩んでいた。

体育館を通り過ぎようとしたとき『黒子名前』と呼ばれて、肩を丸めながらステージ前へ向かうあの時の女の子が見えた。

何をするのかと思い見ていると、赤緑青紫の髪色をした男たちがそれぞれバスケのプレーをしていく。

すごいなーと思い見ていると、『黒子名前』ちゃんの番が来た。

運命の人かもしれない子と再び会えたことへの喜びと、これから彼女が見せるプレーへの期待が重なり思わず緩んでしまう頬。

しかし 名前ちゃんのプレーは俺の期待を遥かに超えていた。


あんな小さい身体で先輩の男子部員を五人抜き。
そしてあり得ないほどのジャンプ力でボールをゴールに叩きつけダンクシュートを決めた名前っち。
ダンクってもっと荒々しいものだと思っていたけれど、全然そんなもの感じられず、終始美しかった。

コピーが得意な俺でもあの動きが出来るかどうかわからない。


「本当に運命の人かもッスね…。」


そう一言つぶやき、俺は体育館を後にした。
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