第4章 4Qー不動の未来
紙を開くと中学生の字とはおもえない綺麗な筆跡でこう書いてあった。
『バスケ部の入部を断る、など考えていないだろうね?
赤司 』
ギクッッッ。
何故わかる…!
恐るべし赤司。
嫌な汗が額に滲んだ。
ここでバスケ部入らないとかいったら恐らく私の未来はない。
だって後ろからの威圧が半端じゃないから。
周りに気づかれない様に小さくため息を着く。
キセキの世代と関わらないってやっぱ無理かも…。
自分の意思の弱さに呆れながらもペンを走らせる。
『なわけないじゃん。』
と赤司のメモの裏に書き後ろにぽいっと投げる。
紙を開く音がした後、ふっと笑う声が聞こえた。