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【黒子のバスケ】幻の7人目

第17章 17Qー動き出す歯車




部活に復帰してから3日が経った。

今日もテツヤと部活終わりに並走中。
振り分けられた日から毎日10周以内に収まっている。


「そっちはどうですか?」

そっちというのは恐らく1軍のことだろう。

「楽しいよ。」

早く入りたいという気持ちからだろうか、たまに1軍でのことを聞いてくる。
テツヤは「よかったです。」と言い再び前を向いた。


「次の昇格テストではこっち来てよね。」

「頑張ります。
それと…名前が入院していたときから青峰君と自主練習するようになったんです。」

成る程。だから昨日一緒に帰れないって言ったんだ。


「いじめられないようにね。」

「そんな柔じゃありません。」

そう言って少し頬を膨らませたテツヤ。
可愛い…。
肌も白いしきめ細かいしまつ毛なが「あと名前も一緒にどうかなって青峰君と話してたんですけど。」

「…私はいいよ。」

男同士だからこそ話せることとか有るだろうし、私が出る幕じゃない。

「わかりました。」

何かを理解したように前を向いて走るテツヤ。
本当にこの兄さんは物分りが良いから助かる。




ーーテツヤが1軍に昇格するまで後少し



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