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【黒子のバスケ】幻の7人目

第16章 16Qー初めての味は




仲間…か。

今まで仲間だなんて言われたことあったっけ?

確かにバスケ始めた頃はあった。


『名前!バスケやろ!』

『俺ら仲間だもんな!』



そう言ってくれた人達は日に日に私から離れていって…
結局は仲間じゃなかったってことなのかな。


そういうことがあったからかは分からないけれど、久しぶりに自分のことを‘‘仲間”と言ってくれた守さんの言葉が心に染みた。


私は心の何処かで、また‘‘仲間”って言ってくれる人達のことを待っていたのかもしれない。

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