第12章 最終決戦
剣を構える
次の瞬間、空気が異常に重くなった
立っているのも辛くて膝をついた
『くっ‼️』
いつの間にか辺りが真っ暗になっていた
いきなりアイとゆいちゃんが消えた
『アイ‼️』
呼んでも返事がない
さらに重くなって倒れた
須郷「やあ、どうかな、この魔法は?」
キリト「須郷‼️」
こいつが?
須郷「これは、これは、黒蝶のアリスじゃないか」
『・・・誰あんた、うざいんだけど』
須郷「ひどいこというね~」
そう言うこいつはどこか楽しそうだ
こいつは楽しそうに一人でしゃべり続ける
私はこいつの言ってることをすぐに理解できなかった
300人の未帰還者が実験に使われていた?私達のことも操作する?
なぜこいつは、楽しそうなの?
考えてるうちに、須郷がキリトの背中にキリトの剣を刺した
キリト「ぐわーーー!」
アスナ「『キリト!/キリト君!』」
こいつの行動、話を聞いていると怒りがわいてくる
『やめろ‼️』
なんとか立とうとするが立てない
須郷が私の前に来て私にも剣を刺した
『あがっ‼️』
須郷が何かを言うと激痛がはしった
何を言ったのかは余裕がなくて聞いてなかった
『あああああああ‼️』
須郷「ククク、痛いだろう?レベル5までさげたからね~」
須郷を睨み付ける
須郷がアスナのところに戻り、アスナにさわるが私は何もできなかった
無理だ、勝てっこない、すべてをあきらめようとしたとき
私の耳にあの男の声が届いた
かつて、私と死闘を演じた男の声が
茅場「逃げ出すのか?」
『そうじゃない、現実を認識するの』
茅場「屈服するのか?かつて否定したシステムの力に?」
『しょうがないでしょ?私はプレイヤーで奴はゲームマスターなんだから』
茅場「それは、あの戦いを汚す言葉だな、私にシステムを上回る人間の力を
知らしめ、未来の可能性を悟らせた、我々の戦いを」
『戦い?そんな物は無意味、単なる数字の増減でしょ?』
茅場「そうではないことを君は知っているはずだ
さぁ、立ちたまえ、立って剣を取れ
――――――立ちたまえ、アリスくん‼️」
その声は私の意識を切り裂いた