第12章 最終決戦
一瞬、意識の空白があって
気がついたら真っ白な通路?の途中にいた
アイとゆいちゃんもピクシーの姿ではなく
本来の十歳ほどの少女の姿になっていた
アイ「大丈夫?ママ、キリト」
『うん、大丈夫』
キリト「俺もだ.....ここは?」
もう一度周囲を見渡してみるけど_______奇妙な場所だ
スイルベーンやアルンの町とはおおちがい
ユイ「わかりません、ナビゲート用のマップ情報が
この場所にはないようです」
ゆいちゃんも困惑してるみたい
キリト「アスナの居場所は分かるか?」
ゆいちゃんは大きく頷いた
ユイ「はい、かなり近いです‼️上の方、こっちです‼️」
ゆいちゃんが素足で走り出して、キリトが後を追った
『アイ、走れる?』
アイ「うん、走れるよ」
私はアイの手を引いてゆいちゃんとキリトの後を追った
少し走ったら、現実でいう、エレベーターがあった
ボタンを押したら上に動き出した
すごく、場違いな気がして顔をしかめる
_____いや、おかしいのはこの場所の方
エレベーターが止まって、
ドアが開いた瞬間ゆいちゃんがキリトの手を引いて走り出した
私もアイの手を引いて後を追う
しばらく走ったら出口が見えた
出口の先からは夕焼け空が見えた、この夕焼けは浮遊城の最後を思い出す
視線を自分の足元に移す
そこには、太い樹の枝がどこまでも続いていた
空中都市なんてどこにもないじゃん、全部、全部、嘘だったんだ
こんなの許さない
キリトも同じ思いなのだろう、かおが険しい
でも、今は怒ってる場合じゃない
『キリト‼️何ぼさっとしてんの‼️いくよ‼️』
私達、四人は走り出した
鳥籠の前に着いた
三人が抱き締めあってるのを見て、笑みがこぼれる
アイ「よかった」
『そうだね....』
笑っているアイを抱き締める
アスナが不意に私とアイの方を見て、笑った
アスナ「アイちゃんとアリスも来てくれたんだね」
『当たり前でしょ、友達なんだから』
その後、アスナから今回のことが須郷による悪事だと言った
不意に視線を感じた、誰かに見られている‼️
SAO世界でオレンジカラーの殺人者に狙われた時と同じ感覚
『誰だ‼️』