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転校生はSAOの英雄でした

第10章 最終決戦の前兆




『うん、とゆーことで敬語なしね』


直葉「はい、じゃなくて、うん」


満足したので和人にジュースを持っていく


『和人、コーラ飲めるでしょ?、てか飲め』


和人「脅しかよ」


あきれた顔をしながらもコーラを飲む


『そんなしけた面してたら力でないよ、もう目の前なんだから気合い入れないと』


和人「そうだな、そろそろ帰るか」


そう言って立ち上がった


病室を出るときにアスナをもう一度見た


和人と直葉ちゃんとカルマと病院の前まで一緒にいった


直葉「私、バスの時間見てくる」


そう言って直葉ちゃんが走っていった


『今日、世界樹の入り口の前で3時に会おうね』


和人「アレンは?」


カルマ「何?」


和人「は・・・・」


・・・・・・まあ、驚くよね


『アレンはカルマだけど』


和人「お前ら知り合いだったのか‼️」


カルマ「俺らも昨日知ったけどね」


和人「そ、そうか・・・・」


『あ、バス来た‼️行こカルマ‼️』


カルマの手を引いてバスに走る


『なんとか乗れたね』


カルマ「うん」


『カルマ・・・・・』


カルマ「どうしたの?」


私の頭を駆け巡った考えがもし本当なら・・・・


『ここまで来てこんなこと言うべきじゃないんだろうけど

 もし、もしだよ、世界樹の上にいるのがアスナじゃなかったらどうしよう・・・』


うつむいた私をカルマが抱き寄せる


カルマ「・・・・今は信じて前に進もう、今鈴にできることをしよう」


『そうだね・・・・でも、世界樹の上にいるのがアスナでも大変なことになるね』


カルマ「・・・世界樹の攻略は今まで誰も成功したことなんてないからね

    まるで、何かを見られたくないとでも言うようにね」


『そうなるなら、空中都市って言うのも高位種族に生まれ変わるって話も

 嘘だね・・・・最低

 そこにアスナがいるならきっと300人のプレイヤーもいるはず』


カルマ「でも、何のために300人のプレイヤーを?」


『人間がひつようなことなんて限られてる

 ・・・どれもろくなものじゃないけど

 一番可能性が高いのは・・人体実験』


カルマ「・・・・」


『ここまでは仮説だからなんとも言えないけど

 これが本当なら手遅れになる前に助け出さないと』


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