第10章 最終決戦の前兆
ドアを開けて中に入る
・・・先客がいたか
和人と・・・・誰だこの子?
『来てたんだ・・・・和人』
和人「鈴も・・・」
弱々しく言った和人はアスナの手をしっかりと握っている
悲しげな顔をみるのが辛くなって話を反らす
『・・・・そういえば、あなた誰?』
女の子は驚いた顔をしたがすぐに答えてくれた
?「はじめまして、桐ヶ谷直葉っていいます////」
『和人の妹さんね、よろしく、有澤鈴っていいます
和人とアスナとはSAO時代からの仲間で私の命の恩人です』
直葉「あなたもSAOに
・・・お兄ちゃんのまわりって綺麗な人ばっかりなんですね///」
和人「顔だけだけどな・・・」
『切り刻んでやろうか和人』
和人「まあ、SAO1番の美女だもんな」
『けなした後に誉めるな』
直葉「あの、そっちの男の子は?」
『そうだね、アスナに紹介しようと思って連れてきたんだけど忘れてた
彼は私のクラスメイトでカルマ、赤羽カルマ』
カルマ「はじめまして、赤羽カルマです」
和人「鈴、お前・・・・」
『何?』
和人「友達いたのか・・・」
『人を万年ボッチみたいに言うな』
和人「そこまで言ってないだろ」
そう言ってからまた、アスナに向き直って黙ってしまった
私も和人の逆側のアスナの手を握る
ヤバイな・・・・泣くつもりなんてないのに涙が・・・
『ジュース買ってくる』
そう言って急いで病室を出る
私ってこんなに弱かったっけ?涙が止まってくれない
カルマ「鈴?」
名前を呼ばれてつい振り替える
『っ‼️ごめん』
急いで涙をぬぐうが止まってくれない
ぬぐっていた手をカルマがつかんで私を中庭へと引っ張っていった
カルマが止まったら私の方を向いて私の涙をぬぐった
カルマ「泣きたいなら泣いていいよ」
そう言って私を抱き締めた
そんなことされたら・・・・我慢できないよ
『うああああああ‼️』
優しく背中を撫でてくれる
『会いたいよぉ、アスナ』
カルマ「大丈夫、大丈夫だから」
しばらくして落ち着いた
『ごめんね、泣くつもりなんてなかったのに・・・・』