第2章 転入の時間
そう思ったやさき、いきなり体が持ち上がった
『きゃ!』
「へ〜可愛い声も出せるんじゃん」
他人に触られると思い出す、辛い記憶
『おろせ!私に触るな!』
できる限り抵抗するけどもろともしてない
体が震えてきだした
『お願いだから、触らないで』
かっこ悪、涙出てきた
進んでいた感覚が止まって、下におろされた
一安心していたら抱きしめられた
突き放そうとするが離れない
『いや!離して!』
「大丈夫だから、落ち着いて」
優しく背中を撫でられて落ち着いてきた、何故か安心する
「落ち着いた?」
『・・・・・・・』私は黙って頷いた
「じゃあ、教室まで行くからもうちょっと頑張れる?」
『・・・・・運んでくれなんて言ってない』
「でも、転入初日からこれ以上遅刻は不味いんじゃない?」
確かに不味いけど・・・・・
『触られるぐらいなら遅刻の方がまし』
また、震えてきた
「大丈夫だよ」
また、抱き締められる
何で、こんなに安心するの
そっか、ロイの暖かさとにてるからだ
『っ‼️』
彼の胸に顔を埋めて、服を掴む
「///ねえ、名前は?」
『・・・・・鈴、有澤鈴』
「俺は、赤羽業、きやすくカルマって呼んで」
『・・・・・しょうがないから、呼んであげる』
赤羽カルマ、ロイと似てる
「上からだね」
『嫌なら呼ばないけど』
「・・・いいよ、そのままで」
カルマって変なやつ
『変な奴』
私は、微笑みながら顔をあげた
「っ‼️////////////」
その時、初めてカルマの顔を見た・・・・・・・赤面してたけど
・・・・・赤い髪と目が特徴的な人だった
ロイに似てない、似てるのに似てない
『何で赤面してんの?』
「//////・・・・・悪い?」
『本当に変な奴』
カルマが話をそらすように私を持ち上げた
「・・・・・そろそろ行くよ?」
『しょうがないから、おとなしくしててあげる』
カルマにもたれ掛かって目を閉じた
「////////////」
私を運びながらカルマが赤面していたことは気づかなかった