第5章 罪の時間
鈴「でも、ごめん
・・・・・やっぱり怖い
今の私にそんな勇気ないよ」
前原「俺らが怖いのか?」
鈴「君たちが怖い訳じゃないよ、でも、君たちが怖い」
渚「どういうこと?」
鈴「さあ?どういうことだろうね?」
杉野「有澤は強いのに俺らが怖いのか?」
鈴「私は弱いよ」
杉野「有澤が弱いって言ったら俺らなんだよ」
鈴「バーカ、力だけあっても意味ないよ、私は心が弱いの」
磯貝「心?」
鈴「どうせ、わかんないだろうし気にしなくていいよ」
鈴がそう言ったとき、教室に着いた
四人には先に教室に行ってもらった
鈴「カルマおろして」
『大丈夫?』
鈴「うん」
おろしたら鈴が教室とは真逆の方に歩いて行った
『鈴どこ行くの?』
鈴「昨日サボッたところ」
『ふーん、じゃ、俺も一緒にいい?』
鈴「.....うん」
そう言って二人で歩き始めた
~カルマside終了~
カルマと昨日過ごした場所についた
カルマが座ったから私も隣に座った
ここに来てからよく思い出す、忘れちゃいけないけど忘れたい記憶
『カルマ』
カルマ「何?」
『膝借りていい?』
なんか、人肌が恋しい
カルマ「///いいよ」
私はカルマの膝に自分の頭をのせて寝転がった
カルマが頭を撫でてくれる
私は不意にカルマに言いたくなった言葉を口にする
『・・・・カルマ、好きだよ』
カルマ「/////へ、えぇ‼️」
『だから、おねがいだから一人にしないで
カルマまでいなくならないで』
涙が流れてきた
カルマ「・・・・そばにいるよ、一人にしないから」
『ありがとう』
私はそう言って目を閉じた
~カルマside~
「一人にしないで」
そう言った鈴の声は震えてて弱々しかった
「そばにいるよ、一人にしないから」
その言葉に安心したのか眠った鈴
何が鈴を苦しめているのか
鈴が何を抱えているのか
俺には、分からない
でも、何があろうとずっと側にいるよ
一人にしないから
俺は眠った鈴にキスをし、俺も眠りについた
~カルマside終了~