第18章 Krebs
6月
鉄郎達にとって最後の高校総体が行われた
その結果はベスト8
マネージャーながらに頑張って
奮闘してみたがやはり結果は変わらず
今回ほど原作を変えたいと思ったことはなかった
まあ終わったことは仕方ない
たしか次は烏野高校も参加の合宿が
東京であるはず気持ちを切り替えて頑張ろう
「「HiMaRiちゃんお疲れ様」」
『お疲れさまでした!!』
季節は7月
最近少しずつ暑くなってきた
私はマスコットガールの仕事をしに宮城県に来ていた
いつもなら1、2日の終わるのだが今回は
各ブロック優勝高校を訪ねる大掛かりの物で
九州から始まり最終は東北で5日間もかかった
私が宮城県出身と知っていたスタッフが最終日が
東北になるようにスケジュールを組んでくれたのだった
「お疲れ様陽葵ちゃん
今日はゆっくりして明日帰ってくるんだよね?」
『うん。明日からの合宿には
弟と一緒に向かうから
土井さん今日はお疲れさまでした!』
そう明日から1泊2日の合宿があるのだ
翔陽にLINEで確認したところ"追試で遅れる!!"とあった
うん。やっぱり翔陽はおバカさんだったね
田中君のお姉さんの冴子さんが車で送ってくれるので
冴子さんにお願いをして私も乗せてもらうことにした
『さ~てと
この間行けなかったから会いに行きますか♪』
土井さんと別れバスに乗るため歩き出した