第13章 Waage
今年もやってきました体育祭!
去年はモデルの仕事で不参加だった
競技は"サッカー、バスケ、バレー"の3つだ
私と鉄朗は迷うことなくバレーを選択した
クラス対抗で学年関係なく試合をするらしい
「今年は参加できそうで良かったな」
『うん。楽しみだね♪』
第一試合は研磨率いる1年5組対
やっくん率いる2年3組
参加したくなかった研磨
トスを上げるが真面にスパイクを打てる人がいない
やっくんチームも大した攻撃力は無いが
やっくんが居るためコートにボールが落ちることは無く
ストレートで2年3組が勝ち上がった
『研磨お疲れ~』
「研磨にしちゃあ頑張った方じゃねぇの」
「疲れた・・・・・」
試合は進み山本率いる1年1組
3回戦まで進んだものの
海率いる2年1組に2-1で負けた
福永率いる1年3組も3回戦目で
3年生に負けてしまった
順調に勝ち進んでいた海も負け
決勝戦はやっくん率いる2年3組対
鉄朗率いる私たち2年4組だ
「相手がお前でも容赦しねぇぞ」
「望むところだ黒尾!」
『はいはーい!私もいるからね』
やっくんのポジションはLi
私もLiが良かったのだが
今回はSとして試合に出ることになった
トスは得意じゃないんだけどなぁ~
飛雄や研磨、赤葦をまじかで見てきたせいもあり
余計に自信を無くしていた
「陽葵よろしくな」
『努力はするけど
研磨みたいに上手くはいかないよ?』
「素人に上げてもらうより
ぜってぇ陽葵のトスの方が打ちやすい
自信もってトス上げろ
全部綺麗にスパイクしてやるよ」
『頼りにしてます』