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恋は落ちるもの🌸〔ハイキュー〕

第6章 Cancer


「ヘイヘイヘーイ!
夏だっ海だっ遊ぶぞーッ!!」


「「うるせぇ木兎!!?」」


『賑やかだね~』


「木兎はどこにいても分かるな」


砂浜を大声を出しながら走る木兎
それを諫める鉄朗と木葉
私は夜久と二人でレンタルしたパラソルを
砂浜に設置している


「おーい木兎そんなに遊びたきゃ
さっさと着替えて来いよ」


「よっしゃー!一番乗りだ!!」


「木兎一人で行かすと不安だから
木葉見張っててくれ!」


「おうよっ!任せとけ」


夜久の言葉に喜んで走りだした木兎
その後ろを木葉が追いかけていった


「陽葵も着替えて来いよ」


鉄朗に言われお先にっ!と夜久に声をかけて
更衣室へと向かい着替えを済ませた
フリル盛りだくさんの白いビキニ
この日のために新調した水着
以前の自分だったら選ばない水着
陽葵なら着こなせるのだろ?と
鉄朗に薦められるまま購入した
160センチとあまり大きくない身長だが
プロポーションは良い・・・・・はず
最後に髪をアップに纏めて更衣室を出た


『あれっ?木葉だけなの?』


水着に着替えてパラソルの下で一人寛ぐ木葉


「黒尾と夜久は着替え
木兎は買い食いに
で、オレが荷物番してるってわけ」


クイッと顎で示す先には
大量の食べ物を両手に抱える木兎の姿があった


「オレここで荷物番してっから
日向も遊びに行ってもいいぞ?」


『良いの?
じゃあちょっと遊びに行ってくる』


実は海に遊びに来るの初めてなんだよね~
ワクワクしながら木兎が居ない海の家を覗く
定番の商品がずらりと並ぶ


『財布持ってくれば良かったな~』


「ちょっと!
そこの白い水着の!?」


『え?』


「オレンジ色の髪の毛の!」


『私??』


「そうッ君ッスよ♪」


後ろから声をかけられ振り向くと
黄色い髪で長身
左耳にリングピアスをしている男が
キラッキラの笑顔で手を振っていた
んん??どこかで見たような・・・・・


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