第1章 Aries
入学2日目朝練があると聞き
昨日よりも早くに家を出た
『おはよー徹、ハジメ』
「はよ」
「おはよー陽葵ちゃん🎵」
準備は1年とマネージャーの仕事
用具置き場からポールやネットを出す
私はスポドリの準備の為水道へと向かう
手際よく準備をしてアップをとり体を温めた
先輩もやって来て部活が始まった
『行っくよ~徹』
「オッケー岩ちゃん!」
「ハッ!?」
『ナイスキー!
さすがハジメだね🎵』
「ねねっ及川さんは?」
『うんうん。徹も凄いよ』
「ありがと陽葵ちゃん♡」
『きゃ!』
「何してやがるクソ川!?」
「痛"ーッ!!」
ああ、ビックリした急に抱きつくんだもん
痛そうに頭を抱える徹と青筋を立てるハジメ
『そろそろ片付けだよ?』
二人から離れモップで床の掃除を始めた
徹はハジメに急かされなが立ち上がり片付け始めた
「「「お疲れっシタ!!?」」」
「陽葵ちゃん♡」
着替えをして出てくると
徹がにこにこ笑って手を降ってきた
『あれっどうしたの?』
「一緒に教室に行こうと思って待ってた♪」
『ありがとう
でも徹とはクラス違うよね?』
「陽葵は俺と一緒だ」
「もうっ!なんで岩ちゃんと同じなの!
及川さんも同じクラスになりたい!」
「うるせぇ!!」
『それじゃ休み時間に徹のクラスに遊びに行くね』
「陽葵ちゃんだ~い好き♡」
『わぁッ』
「くーそーかーわー!!?」
ほっぺにチューしてきたよ
うん。ここは止めないでおこう
先輩も加わりバシバシと叩かれる徹の横を通り抜け
一人で教室へと歩き出した