• テキストサイズ

黒ノ翼

第2章 華守


「___ロジェリア・クレイアス(旋律・無効)___」
《なっ...》
「私の役目は終わるの。あなたが華守よ」

リオノーラはリューゲの出す音波をすべて跳ね返した
今ここでは、全てがリオノーラの方が強い

「私は自分の自由を取り戻す。さようならリューゲ」

でも、私は彼らには会わない
会ってしまえばきっと...

私は禁忌を犯す
1度死んだ人間を再び蘇らせようとしている

それは、自分の永遠の命を捨て、その人間が死んだ時に自分も死ぬというもの
つまりは、蘇らせた人間に命を預けているようなものだった

《待ってよ!僕はまたひとりぼっちになるの?》
「ごめんね。私はもう、決めたんだ」

彼が死んだ時
彼の華が枯れた時
私は初めて泣いた
大切な人を失うことの辛さを、初めて知ったから

やってはいけない
でも、私には取り戻したい人がいる
私が二度と彼に会わないと決めても
この世界のどこかで生きていてくれるだけでいい


























「エース...私はあなたを蘇らせる」
/ 8ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp