第1章 駆け出しの兵士達
(otherside)
「マリアからの早馬か。
…ああ、わかったそこに置いておけ」
「はっ!失礼致します!」
新米の兵士が手渡してきたマリアからだという
封筒を手に取る。
恐らく、今回の訓練兵のリストアップだろう。
ふん、と鼻を鳴らして丁寧に封をハサミで切っていく。月1で届くこの知らせはもう習慣のようなもので
俺の部屋には昨年分のリストアップの紙が箱の中に仕舞われている。
「…相変わらずだな」
正確にまとめられたそれぞれのリストアップの紙は
達筆な字で走り書きで書かれており予想通りの結果でもあるその紙にふっ、と笑った。
そういえば前回書かれていたリストアップの欄から1人消えているのに気がついた。
「アルミン、…だったか。
気の毒だな、あんな奴に目つけられやがって」
その分成長するかしないかもそいつしだいの話だ。
クソ扱かれればいい。悪くない。