第3章 弱さと強さは紙一重
訓練兵を始めて三年。
私たちはついに明日卒業をする。
そして、訓練兵を卒業する私たちはどの団へ入団するか。その選択肢を迫られていた。
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「おーい、ブス。
お前どこに入団するか決めたのか」
「お生憎様、あんたと同じよ皺くちゃ」
「……最悪だ……………………神よ乗り越えられない試練は与えてはならぬ……」
「削ぐぞゴラ」
「こら、マリア汚い言葉」
「ごめん。
リヴァル、いつからいたの気づかなかった」
「さっきから」
ふふ、と目を覆われた手をどかしてもう、と軽く睨めばわざとらしく前から異常に視線を感じあ、と我にかえる。
「ンンッ、でも残念。
リヴァルだけ憲兵団所属なんだね」
「それが親の希望だしね。俺は俺なりにできることを探すよ。それに離れていても手紙書くし……俺たちは大丈夫。」
「うん……」
私達は付き合っていつのまにか2年が経っていた。とても大切にされていると感じたし何よりリヴァルが憲兵団に入ることは初めからリヴァルの硬い意志でずっと決まっていたことだった。だから仕方ないといえばそれまでだけど。けれど何故そこまで憲兵団に拘るのかそれはいくら考えたところで私にはわからないことだった。何度か聞いでみてもまいかいおなじこたえ。
家族がそう言ったから。
それは、暗示のように。
まるで、命令のように。
常日頃、リヴァルは事あるごとにその言葉を使った。